概要

MC950は、最大8本（ポータブル版は4本）のボルトの軸力・トルク・角度を、同時に測定することができる画期的な超音波ボルト軸力計です。
『軸力 0.001KN、伸び 0.01μm、時間 0.01ナノ秒』の高分解能だけでなく、ボルトの締結過程や耐久・振動実験中の一定時間の連続した動的な軸力測定も可能です。最大で4,000点/秒もの高速サンプリングに対応し、数秒の測定から10時間を超える長時間の測定まで、様々な用途の動的な測定で使用することができます。

ソフトウェアには、USoneと同じMC911ソフトウェアを使用、USoneで収集した校正データをMC950でそのまま使用する事ができます。
軸力測定8チャンネル（ポータブル版では4本）とは独立して、トルクセンサやロードセルなど外部機器を8チャンネル（ポータブル版では4チャンネル）同時に使用することができます。さらに軸力のアナログ出力（0〜10V）やナットランナーへの停止信号など、豊富な入出力機能を備えています。
MC950は、ボルト締め付けのあらゆる問題の検証と解析に開発された新世代の超音波ボルト軸力計です。

測定項目

MC950では、以下の項目が測定可能です

• 軸力
• 伸び
• 伝播時間
• 締付けトルク
• ねじ部トルク
• 座面トルク
• 摩擦係数
• 角度
• 回転速度
• 降伏点
  ＊トルクや摩擦係数、角度等の測定には、トルクセンサ（TAU）やロードセル（LC/TTC）が必要です。

特徴

• 最大8チャンネル（ポータブル版は4チャンネル）の多チャンネル超音波ボルト軸力計
• 最大8本（4本）のボルトの軸力・トルク・角度を同時に測定
• 最高4,000Hzのサンプリング周波数（測定チャンネル数、測定項目に依存）
• 軸力：0.001KN、伸び：0.00001mm（0.01μm）、時間：0.01ナノ秒の超高分解能
• 弾性域だけでなく、塑性域でのボルト軸力測定にも対応
• 全長5mm～約1mのボルトの軸力測定に対応
• USoneと同じMC911ソフトウェアを使用、校正データ等の共用が可能
• 豊富な分析ツールを搭載、ボルト締結に関するあらゆる解析が可能
• 測定データをリアルタイムでグラフ作成（描画）、最大4グラフを同時に表示

仕様